絶えず祈りなさい

第一テサロニケの信徒への手紙5章16~18節 

2016年度の勝田教会の主題聖句です。絶えず祈りましょう。

1.絶えず祈りなさい

 「絶えず祈りなさい(17節)」と教えられています。

 絶えず祈るとは、「常にブツブツと祈りの言葉を唱える」という意味ではありません。祈りとは神様との双方向のコミュニケーションですから、いつも主と共に生きなさいという教えなのです。

 「祈り」というと、何かをお願いすることだと勘違いされがちですが、真の祈りは生きておられる神様の前に立ち、その方と過ごすことです。目の前に主がおられるという祈りの世界を持ち、どんなときも主と共に歩んでいることを信じるものとなりましょう。

 

2.祈りは喜びと感謝の源

 「いつも喜んでいなさい(16節)」また「どんなことにも感謝しなさい(18節)」とも合わせて教えられています。それは、絶えず祈るときに初めて可能になることです。

 人生の中で起こりうる良くない出来事や状況は、私たちから喜びも感謝も奪うかもしれません。しかし、その出来事や状況の最中でも、絶えず主と共にある人は、深いところにある喜びを失うことなく、信頼してなお感謝することができます。

 

3.誰かのために

 祈りは自分のためだけではなく、互いに祈りあう時に大きな恵みがあります。

 教会の兄弟姉妹が互いのために祈りあうことは、「互いに愛し合いなさい(ヨハネ13:34)」というイエス様の呼びかけへの応答の第一歩です。そのことを通して、私たちは主の栄光をみることができます。

 また、まだイエス様を知らない人のために祈ることは、「すべての民をわたしの弟子にしなさい(マタイ28:19)」という伝道の使命への応答の第一歩です。

私たちは絶えず祈り、喜びと感謝に満ちて歩んでいきましょう。

 

<思い巡らしてみましょう>

主の臨在を感じて祈っていますか。互いに祈っていますか。